こんにちは、きく太郎です。
このブログでは、男を磨くときに参考になる本を紹介しています。
ブログに登場する、たかちゃんが「男を磨いてステキな女性と付き合える」ことが目標です。
たかちゃんです。
よろしくお願いします!
今回の記事では、自分の考え方の良くないクセに気が付ける本を紹介していきます。
ではよろしくお願いします。
ぼく、何回告白してもフラれるんだよね……。
は~これってもう僕の問題というより、相手が悪いとしか言いようがないな。
おっと、そう考えたくなる気持ちは分からなくないけど、ちょっと待って!
そんなたかちゃんにオススメの本を紹介しよ!
人は誰しもうまくいかないことがあると、どうしてもその原因を周囲に求めてしまいます。
何を隠そう、僕もそんな1人です。
特に異性との関係というのは難しい。
自分が一生懸命努力したからといって、必ずしも良い結果がでるとは限りません。
- 意中の人にアプローチしてるけど、良い反応がない。
- 自分は好きな人のためにとても努力してるのに、全然うまくいかない。
- 悪いのは自分ではなく相手だ。むしろ私は被害者だ。
男を磨いて好きな人に振り向いてもらおうと努力する。
けど、結果が伴わない。
そんなときは人のせいにしてしまいがちです。
そうやって人のせいにしていると、その時は責任転嫁できて、すこし気持ちが休まるかもしれません。
しかし、これではいつまでたっても問題は解決しないのではないでしょうか。
今回紹介する本は、結果が出なくてついつい言い訳してしまう人にオススメの本です。
これを読めば、自分の歪んだ見方に気が付くことができるかと思います。
またはじめに言っておくと、この本は要約するのが非常にむずかしい本でした。
本書では、今まで聞きなれない内容を、日常生活のささいなことを例に、かみ砕くように説明してくれています。
ここではそのような例を省いているので、理解するのが難しいかと思います。
ですのでブログ内では読んで欲しいポイントのみをお伝えしています。
ぜひ本書を購入して、実際に読み、自分の血肉にすることをオススメします。
今日も男を磨いていこ~。
参考にする本『自分の小さな「箱」から脱出する方法』
今回紹介するのは。アービンジャー・インスティチュートさんの書かれた『自分の小さな「箱」から脱出する方法』です。
本に関する情報
タイトル | 自分の小さな「箱」から脱出する方法 |
著者 | アービンジャー・インスティチュート(研究所の名前) |
出版社 | 大和書房 |
発売日 | 2006年 10月 19日 |
ページ数 | 280ページ |
この本をひと言でいうと…
ついつい相手や周りのせいにしてしまっている、自分の思考の「歪み」に気が付ける本。
僕は読みながら、
「あ、こういう良くない考え方やってもうてるわ」
って気が付くことができました。
著者(集団):アービンジャー・インスティチュート
アメリカ・ユタ州に拠点を置く研究所。
ビジネス、法律、哲学、教育、心理学の専門家が一堂に会し、組織内にある人間関係の諸問題を解決することによって収益性を高めようという独自のマネージメント研修やコンサルティング業務を行っている。
本について知っておきたいこと
この本は30代くらいから読むくらいがちょうどいいなと、個人的には思いました。
ほんと個人の意見ですが。
とりあえず人生で1回読んでおいて、損はない本です。
男を磨くために、ここだけは見てほしいポイント3選
ではここからは、この本のここだけは読んで欲しいというポイントを紹介していきます。
結論からいうと以下の3つです。
- 人間関係の問題を引き起こしているのはたった1つの原因だと知る
- 人間関係がうまくいくかは、相手をあるがままの人間として見れているかで決まる
- 人はどうやって他人を歪んだ目で見はじめるのかを知る
この3つが、男を磨きたいと思っている人に読んで欲しいポイントです。
ここから1つずつ解説していきます。
人間関係の問題を引き起こしているのはたった1つの原因だと知る
この本の始めに、まず本を読むうえで知っておきたいことが書かれています。
それが以下の部分です。
我々が『人間関係の問題』と呼んでいる、一見まったくバラバラな症状、リーダーシップから動機付けまでのあらゆる問題を引き起こしているのは、たった一つの原因なんだ。
それさえ知っていれば、人間関係の問題はかつてないほど効率的に解決することができる。
アービンジャー・インスティチュート『自分の「箱」から脱出する方法』大和書房 37頁
人間関係の問題はいろいろあるけど、原因はたった1つ。
まずはこの部分を頭にいれておくのがいいかと思います。
この本ではとある優秀なビジネスマンが、さらに優秀な先輩ビジネスマンとの対話を通して、話が進んでいきます。
そしてその対話を通して、自分自身を見つめなおしていくのですが、これがそんなに優秀でもない自分にもすごく当てはまりました。
「ああ、人間関係でそういうことしちゃってるわ」、と。
ビジネスマンではないどんな人にも通用する、原理原則のようなことがこの本ではかかれていると思っていただいてよいかと。
女の子との人間関係に悩む人にもオススメです!
さらに自分の内面を見なおすことで男が磨かれます!
人間関係がうまくいくかは、相手をあるがままの人間として見れているかで決まる
1つ目で紹介したように、人間関係の問題はたった1つのことが原因です。
そしてそれは「人間関係がうまくいくかは、相手をあるがままの人間として見れているかで決まる」ということだと、本書では言われています。
この本の言い方でいうと、箱の外(他人や自分をあるがままの人間として見れる)にいるか、箱の中(自分や他人を、歪んだ目で見ている)にいるかどうかで決まると書かれています。
本書では「飛行機の中で二人掛けの席に自分だけがが座っている」という状況を例にして話が進みます。
「見かけ上、私がなにをやるにしても、たとえば席に座り、人を観察しながら新聞を読むにしてもそれには基本的に二つのやり方がある。
他の人々をあるがままに、わたしと同じようにまっとうなニーズや望みをもった人々として見るか、あるいはそうでないか、この二つだ。
(中略)一つ目の場合には、人は、自分を他の人々に囲まれた一個人だと感じているのに対し、二つ目の場合には、物に囲まれた一個人だと感じている。
前者の場合、わたしは箱の外にいるが、後者の場合は、箱の中にいる。分かるかな」
アービンジャー・インスティチュート『自分の「箱」から脱出する方法』大和書房 63頁
ほかの人や自分をあるがままの人間として見ている。
これを【箱の外にいる状態】という。
例)席に座りたいのは自分だけではないと思ているので、もう一つの席を他人にすんなり勧められる。
自分や他人を歪んだ目で見ている。ほかの人はいわば物にすぎない。
これを【箱の中にいる状態】という。
例)自分は2つの席をゆったり使いたい、という気持ちに焦点があたり、他人を邪魔な存在という目で見ている。
ん?
なんだか難しいけどどういうこと?
確かにここは難しい部分だね!
詳しいことは本書を読んでみて!
ここでは「人の見方には2通りある」ということと、「歪んだ見方というのが存在する」ということを理解してもらえたらオッケーです!
人はどうやって他人を歪んだ目で見はじめるのかを知る
3つめは、人はどうやって他人を歪んだ目で見はじめるのかを知るということです。
これは、本書の言葉を借りるなら「人はどうやって箱の中に入るか」とも言い換えることができます。
個人的にはこの部分が1番勉強になりました。
この本を読んでから「あ、今オレ、他人を歪んだ目で見たな」ということに気が付くことができるようになったのです。
本書では現実を歪んだ目で見るのはどんなときかということが、例えを交えながら書かれています。
歪んだ目で見るとき。
それは「自分の感情に背くとき」だと言います。
ん?
どういうこと!?
全然意味が分からないんだけど?
ぶっちゃけ、ここで全ては理解できひんで。
もう少し詳しく説明するけど、後で本のこの部分をゆっくり読んで欲しいとこやな。
「自分の感情に背く」ことを「自分への裏切り」という言葉で説明している箇所があるので、引用します。
自分への裏切り
1 自分が他の人のためにすべきだと感じたことに背くことを自分への裏切りと呼ぶ。
2 いったん自分の感情に背くと、
周りの世界を、自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる。3 周りの世界を自分を正当化する視点から見るようになると、
現実を見る目がゆがめられる。
4 したがって、人には自分の感情に背いたときに、箱に入る。
アービンジャー・インスティチュート『自分の「箱」から脱出する方法』大和書房 127頁
この引用だけでは分からないと思うので、少し例を出して考えてみたいと思います。
例えば、たかちゃんがとある女の子をデートに誘おうとしていたとしましょう。
よしっ!
今日こそ〇〇ちゃんをご飯に誘うぞ!
この段階では、たかちゃんの視点は正常に周囲のことを見れていると言えます。
さて、ここからが問題です。
ここでたかちゃんが、勇気をもって女の子をご飯に誘えた場合はいいのですが、そんなときばかりじゃありません。
勇気がでずに、誘うのを諦めてしまうこともあります。
これが「自分の感情に背く」という状態です。
たかちゃんは、自分を裏切ったのです。
これの何がいけないのか。
引用の2番にも書いてあるように、いったん自分の感情に背くと、周りの世界を、自分への裏切りを正当化する視点から見るようになります。
たとえばこの場合、たかちゃんはこう思うかもしれません。
まず女の子に対してはどう思うでしょうか?
そもそも〇〇ちゃんのことって、そんなに気になってなかったんだよね。
僕が近くで話しかけようとしてるのに、鈍感だし。
あ~やだやだ。
これはあくまで例えばです。
でもこういうことって結構ありませんか?
次に自分自身に対してはどうでしょうか?
勇気は出なかったけど、ご飯のお店もちゃんとリサーチしたからね。
何日も前からどうやって誘おうかも考えたのに……。
ほんとこっちは被害者だよ。
これが引用の三番目、「周りの世界を自分を正当化する視点から見るようになると、現実を見る目がゆがめられる」という状態です。
こうなると、女の子はなにも変わってないのに、たかちゃんの視点が歪んでしまい、箱に入った状態となります。
自分の感情に背くと、このような現象が起こるから気を付けてね、ということなのです。
自分の感情に背いたとき、自分の視点は歪む。
つまり箱に入った状態になる。
今のは例えだけど…こういう視点の歪みって今まであったかも!
無意識のうちに視点が歪んでたんだ!
そうそう、これは気を付けないと誰しもが陥るよな。
この部分は本書の核になる部分だと思うから、ぜひチェックしてみてな。
きく太郎の視点
ここからは僕が『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を読んで、感じたことを書いていくで。
この本を読んで欲しいのは、グチや言いわけが多い人
この本を読んで欲しいのは、
- なにか問題が起きたときに人のせいにしてしまう人
- グチが多い人
- 自分は被害者だと感じている人
です。
こういう人は視点が歪んで、箱の中に入ってしまっている可能性が非常に高いです。
箱の中に入った状態。
つまり視点が歪んだ状態だと、思うように周囲の人と人間関係を築くことができません。
もしも当てはまる人は、ぜひ読んでみることをオススメします。
何を隠そう、きく太郎の視点もバリバリ歪んでいる
こうしてブログで「視点の歪みに気を付けよう」と言ってる僕ですが、僕の視点も超絶歪んでいます。
視点、えげつないくらい屈折してます。
ですが、本書を読むと、ひとまず視点が歪んだときに気づくことができます。
これが大きいです。
このような概念を文字として読んで理解しているかどうかは、長い目でみると、かなり大きな差になると感じています。
いまはバリバリ視点が歪んでいるきく太郎ですが少しずつ、ちゃんとした大人になれるよう精進しているところです。
この本を読んだ人にオススメしたい関連書籍
この本を読んで、「面白かったな」「勉強になったな」という人に向けて、関連する本を紹介します。
さきに結論からいうと以下の2冊です。
では順に紹介していきます。
『何者』
まずはじめに紹介するのが朝井リョウさんの『何者』です。
朝井リョウ著
『何者』
新潮文庫
この本は就職活動を題材にした小説です。
そんなん全然関係ないやろと言われてしまいそうですが、視点の歪みがうまく書かれているように感じたので、コチラで挙げました。
この本はすぐに役に立つような部類の本ではありません。
しかし就活と婚活って似た部分もあるなと思うので、男を磨いて彼女を作ることを目指す意味でも読んでほしい1冊です。
読んでおくとジワジワと人生に影響を及ぼしてくるのではないかと思っています。
愛とためらいの哲学
2冊目は岸見一郎さんの『愛とためらいの哲学』です。
岸見一郎著
『愛とためらいの哲学』
PHP新書
岸見さんは大ベストセラー『嫌われる勇気』の著者です。
この本はアドラー心理学の視点から恋愛について考えることができる本です。
なぜ、あなたの愛が成就しないのか。
ということにもアドラー心理学の立場から丁寧に説明してくださいます。
どこか「箱に入った状態」とも似ている部分があるので、1度読んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
は最後に今回紹介した本のまとめをします。
今回は『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を紹介しました。
この本をひと言でいうと…
ついつい相手や周りのせいにしてしまっている、自分の思考の「歪み」に気が付ける本。
- 人間関係の問題を引き起こしているのはたった1つの原因だと知る
- 人間関係がうまくいくかは、相手をあるがままの人間として見れているかで決まる
- 人はどうやって他人を歪んだ目で見はじめるのかを知る
合わせて読みたい本
以上、「【言い訳をしてしまう人にオススメ】自分の考え方の良くないクセに気が付ける本を紹介」という話でした。